以前、
「とんかつ稲」をご紹介しましたが、
そもそもの、とんかつのルーツは、
「井泉」である。
少しネットで調べたが、たくさんお店があって、系列店として、さまざまな店舗がある。
これは、かなり驚いた。
実は、大阪に赴任中に、ひょんなことから、なんばの高島屋に「井泉」が入っていることを知り、母と食べに行った。
しかしそれは、『あの』井泉かは半信半疑で、チラシに載っていた井泉の文字を試しに行ったのだ。店内には、『いつも行く、上野の井泉』の写真があり、味であったので、感動した。
その後は、大阪赴任中にとんかつを食べると言っては、なんば高島屋通いをしていた。
大阪は、食の街である。でも、井泉を越すとんかつには、僅か5年ではお会いできなかった。
いつか、写真で紹介したいと思いますが、急遽レポを立てたのには、訳がある。
apple_ibookさんのブログ内の
とんかつレポのコメントに、
ホントか嘘かは分からないけど、井泉さんからのコメントがあったのだ。
事後報告転載で、ごめんなさい。
こんな嬉しい事はない。あまりの嬉しさに、『これをレポにしない手はない』と。
急遽立てた次第だ。
そもそも、蔵前出身の父と、曙町(現在の駒込)出身の母が、上野井泉に入り浸っていたのだ。
その息子は、当然、とんかつと言えば、物心付いた時には、『井泉』だった。
本当によく連れて行ってもらった。
いや、ただ親が行きたかっただけであろう。
自分のお金で、食事を出来る年になっても、暫くは、僕のオーダーはロースかつの定食だった。
ヒレ(大阪ではフィレとも言う)かつを食べれなかったのだ。
それは、当時、定食がロースにしか設定がなかったのだ。
ヒレを頼むということは、ご飯にトン汁を別にオーダーする必要がある。
だからといって、例えば、トン汁を減らす事は許されない。
これは、僕の流儀だ。
故に、余裕が出来るまでは、ロースだったのだ。
でも、ことわっておくが、高い訳ではない。
今はヒレも定食設定がある。
そういう時代だった事と、僕が薄給だっただけの話だ。
そして、時間が経った時。異変が起きた。
今や、ロースの脂が多少乗っていないととんかつとして旨くないのだ。
ヒレが食べれるようになった時には、ロースを好む。
実に、我が儘な自分である(笑)
名物おばさんがオーダー時に『お定食1枚!』という声が懐かしい。
この声は、書いた通り、『ロースとんかつ定食ひとつ』という意味だ。
まだまだ思い出はあるが、僕が台所に立つ姿勢。心構えも、実はこの井泉の思い出に秘められていて、ルーツを語るとスペースが足りない。
僕が30年以上、親子代々通うこの「とんかつ屋」に感謝したい。
また食べに行った時に、写真を撮ってきて、ご紹介したいと思う。
「とんかつが、こんなに美味しいものなのか。」
「井泉」か「とんかつ稲」のとんかつを食べた後には、必ず言ってしまう。
感じてしまうと思いますよ。
拙筆で、嬉しさに押されて書いたので、取りとめもないが、これが僕のスタンダードとして受け止めて欲しい。
『井泉』さん、近日行きます。
デジカメで撮っててもシランプリして下さいね。
次回はもっとうまく書きます。。。。。